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尾花由紀 講師,博士(理学)

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自己紹介

2010年4月から、本学に勤務することになりました。
趣味は旅行とF1観戦、F1開催地訪問です。これまでに2004年の日本グランプリを現地で観戦したほか、レースをやっていない時期にメルボルン、シンガポール、モナコの市街地コースを訪問、自分の足で歩いてきました。次はモントリオールの市街地コースに行ってみたいものです。

研究紹介

研究分野:宇宙天気、磁気圏物理学

 「宇宙の研究」と言ってもいろいろあります。
 何光年も彼方の星やブラックホールを調べたり、宇宙の始まりを研究したりする分野もありますが、私の研究対象は、地球にごく近い「宇宙」です。地球の磁場の勢力圏内であることから「(地球)磁気圏」と呼ばれており、たくさんの人工衛星が飛び交い、最近では国際宇宙ステーションに常時人が滞在している領域でもあります。そんな身近な宇宙の環境変動を、人工衛星や地上からのさまざまな観測データをもとに、調べています。最近の研究テーマとしては、磁気圏プラズマ密度の変化を調べることで、地球大気からのプラズマの放出量を推定しています。また、地上で観測される磁場の微細なゆれを解析することで、磁気圏と電離圏が電磁気的にどのように結合しているか、という問題に挑んでいます。
 人工衛星や宇宙飛行士が安全に飛ぶことができるように、地球周辺の宇宙の環境変動を予測することは、人類共通の重要な課題のひとつです。近い将来「宇宙天気予報」を実現するために、世界中の科学者がしのぎを削って研究を行っています。

学位

  • 1995年 学士(理学) 九州大学理学部地球惑星科学科
  • 2001年 修士(理学) 九州大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻
  • 2004年 博士(理学) 九州大学大学院理学府地球惑星科学専攻

職歴

  • 2004-2006年 九州大学ベンチャービジネスラボラトリー, 中核的研究機関研究員
  • 2006-2008年 School of Mathematical and Physical Sciences, The University of Newcastle, Research Associate
  • 2008-2010年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻, 特任研究員
  • 2010年〜   大阪電気通信大学工学部基礎理工学科, 講師

主要な業績