基礎理工学科

なぜ、基礎理工学科では、実験・計測・データ処理を重視するのか?

 科学や数学の基礎を学ぶことは、もちろんとても大切なことですが、たんなる知識のみではただの雑学でしかありません。実験を通じてそれを自分で経験し、実体験として身につけることで初めて、応用への道が開けてくるのです。また、教育者を目指すならば、単なる知識として知っていることを教えるよりも、自分で体験して理解したことを教えるほうが、よりいっそう高い教育効果が期待できます。

 また、モデリング・シミュレーションで得た結果を、実験で確認することで、より完成度の高い信頼の置ける製品開発や現象解析を行うことも可能です。

 ところで、実験をするためには、各種の実験装置が必要です。もちろん、その操作方法やその装置を使ってデータを得る方法も身につけておかねばなりません。また得られたデータを適切に処理・分析する統計学の手法なども知っている必要があります。

 基礎理工学科では、基礎的な物理学の実験から、現代科学の実験まで、豊富なテーマの実験を用意しています。これらの実験をこなすことで、自然に、計測技術やデータ処理技術が身に付いていくことでしょう。