基礎理工学科について

基礎理工学科が目指す教育と人材育成

あなたは最近、夜空を見上げたことがありますか?

 どうして星が輝くのか?星はどうして地球のまわりを回るのか? 誰もが、子供の頃には、身の回りのいろんなものが不思議で、いつか大人になったら、そんな世の中に溢れる不思議が分かるんじゃないかと思ったことはありませんか?

 これから大学生になろうとしている皆さんは、そんな不思議が理解できる大人になるために、大学で学ぼうと考えていることと思います。では、いったい大学ではどんなことを学ぶのでしょうか? 基礎理工学科では、子供の頃から誰もが持っている「いろんなものに対する不思議」を、「科学のパワー」を学ぶことで理解し、また、それを「社会に役立てる方法」を学ぶことが出来ます。

ところで、「科学のパワー」とは何でしょうか?

 現代社会を支えるハイテク機器や情報・社会システムは全て自然の法則や数学に基づいて設計されています。例えば、次々と建設される高層ビルディングや、最高速度を更新し続ける乗り物を設計するために使われているのは、力学の法則です。また、年々小型化・高性能化するコンピュータや携帯電話、医療機器ですが、その動作の基礎になるのは電磁気学や量子力学の法則です。次々と、生み出される機械や機器の性能や機能は目覚しく発展してますが、その基礎となる、力学・電磁気学・量子力学といった科学の法則はこの宇宙が始まって以来、そしてこれから未来永劫に変ることはありません。また、それらの法則から導かれる方程式やその解法も同様に不変です。

 つまり、変ることのない基本的な科学の法則から、無限の創造力と可能性が生み出される、そんなパワーを科学は秘めているのです。

 さらに、基礎理工学科では、「科学のパワー」を学ぶだけでなく、「科学のパワー」を使い、社会に役立てるための重要な技術を学ぶことができます。

それは、主に

(1)モデリング・シミュレーション
(2)実験・計測・データ処理
(3)コミュニケーション・プレゼンテーション

の三つに分けられます。

これらをプロジェクト学習を通じて楽しく学び(エデュティメント)ながら、基礎理工学科で、「科学のパワー」を身に付け、あなたの無限の可能性を磨いてみませんか?